門司と星野の変化

問題のあるレストラン、門司と星野は登場から回を追うごとに少しずつ変化が見えてきます。


調理場で料理中にホールで騒ぎがあっても無関心で音楽聞いていた門司が、たま子とそのことを話し合った。また別の日に同じようなことがあった時に駆けつけたり。

10万円を受け取って、喪服ちゃんをひとり置き去りにした星野は、喪服ちゃんからの別れの伝言を聞いてから、喪服ちゃんに謝り彼女と別れたことを告げたり。喪服ちゃんと関わりたいというような視線を向けたり。

星野は、門司が騒ぎに駆けつけたときに、後ろから追いかけて来てました。


私は、その様子に救いを感じます。 

自分が見ていなかったもの、関係ないと割り切っていた部分に、気を向けはじめている証のように思います。

門司や星野は、根は素直で、人の話を聞いて考えることができる人なんだと知ることができます。

門司や星野みたいに、素直に話を聞いて考える人が現実にたくさんいるのではないかという、希望を抱くことができて、少し光が射したような気持ちになります。


ドラマは終盤戦に差し掛かり、門司はともかく、星野のエピソードがこれからどれだけでてくるかわからないですけど、私は、妄想してしまいます。

喪服ちゃんがかつて「自分は緑しか選べなかった」こと、「選ぶというより残ったものを手に取るしかできなかった」ことを、星野に話して、星野は今までの軽い調子で「そんなことないっスよ」と応えないで「そうなんだ」と受け入れるような、そんなやりとりを。

喪服ちゃんの抱えてきたものをただ知ることを。

その先に、星野自身の抱えてきたものを真っ直ぐに見つめることを。

そして、喪服ちゃんも星野の抱えているものを聞く。


2人が再び男女の関係になるかはさておいて、そんな関わりのできる日が来たらいいなと思ったりしています。


入れ込み過ぎですね。